Sara & Yuhei

『自分とは距離があると思っていた結婚式が、“心から大切にしたい思い出”に変わりました。』

当初私は「結婚式を挙げたくない派」でした。注目されることが恥ずかしくて、自分が主役になることがどうしてもしっくりこないイベントだと感じていたからです。ただ、夫の家族の後押しもあり、「やらない」という選択肢は現実的ではなくなっていきました。それならば、自分たちらしい意味のある式にしたい――そんなふうに気持ちが変わっていきました。その中で、「何のために結婚式をするのか」をとことん考えました。最終的に「結婚式を挙げて本当に良かった」と思える今、その理由の一つに、司会を務めてくださった永吉さんの存在があります。

初めてお会いしたときから、私の葛藤を含め、結婚式に込める思いや大切にしたいことを丁寧に受け取ってくださいました。私たちの漠然としたイメージの奥にある気持ちに共感し、“期待”も“不安”もまるごと受け入れ、「ちゃんと素敵な式になるから大丈夫だよ」と背中を押してくださいました。司会者さんとの打ち合わせはもっと形式ばったものだと思っていた私は拍子抜けし、何より心底ホッとしたのを覚えています。

私たちが叶えたかったテーマは「ゲストが忘れられない結婚式」。主役は私たちというより、むしろゲスト。ゲスト同士も距離が縮まり、私たちの結婚式に来た意味を全員が実感できる、“当事者感”を持って楽しめる場にしたいと考えました。そのためには、司会者が私たち以上にゲストを大切に扱い、フォーマルさは保ちつつも心地よく過ごせる空気感を重視していました。

永吉さんの司会は、当日の進行をただ綺麗に作り上げるだけではありません。私たちのこれまでの人生やキャラクターを汲み取り、「何を大切にしてこの日を迎えるのか」に本質的に向き合うプロセスと、それを表現に落とし込む力で、結婚式を“生きた空間”にしてくれます。ゲストにどんな想いを届けたいか、どんな時間を過ごしてもらいたいか――私たちが見ている“先”を見据えて、かたちにしてくださいました。

準備段階では、プロとして「こうしたらもっとよくなるよ」という具体的なアドバイスで導いてくださいました。進行の意味や、用意していたBGM・動画・アイテムなどとの整合性を踏まえ、私たちらしさや「なぜこの結婚式をするのか」が伝わる工夫を提案してくださり、プロの技術力を実感しました。

迎えた当日は、随所でその真価が発揮されました。ゲストや進行にピタリと寄り添う繊細な表現力と、大胆な判断力でその場をリードしてくださり、圧巻でした。それらの判断は、これまで積み重ねてきたコミュニケーションに裏打ちされたもので、私たちは永吉さんの言葉に安心して身を委ねることができました。特に、披露宴で予期しないアクシデントが発生した際、的確なフォローでゲストに笑顔をもたらし、かえって会場に一体感を生み出してくれた様には、永吉さんの底力を感じました。

また、自分の結婚式がどんなものになるか不安だった私にとって、永吉さんの司会は本当に自然で心地よいものでした。空間に溶け込みつつも、進行を印象的に際立たせるメリハリと、丁寧だけどフランクなゲストとの距離感が絶妙で、思い描いていたバランス感が見事に体現されていました。BGMとの一体感のあるナチュラルな進行には、理屈ではなく感情が自然と動き、笑いも涙も素直に湧いてきました。その感覚が「結婚式を挙げてよかった」と思わせてくれたのだと思います。

ゲストからは「あんなに楽しい結婚式初めてだった」「司会者の方がすごく自然でお上手だった」などの声を多数いただき、まさに、私たちが目指していた「ゲストが主役」の結婚式を、永吉さんと一緒に創り上げられたと感じています。

そして、自分が主役になることにどこか抵抗があった私に、「ゲストを主役にすることでの自分らしさ」があることを教えてくれ、それをかたちにしてくださいました。今は心から自分たちらしい、素敵な結婚式になったと胸を張って言えます。それはきっと、永吉さんの“結婚式の本質に寄り添う司会”があったからこそだと思います。

結婚式の思い出は、思い返す度に、特別な気持ちにさせてくれる思い出として、心に残っています。夫とゲスト、そしてこれまでとこれからの人生そのものを振り返り、それらを大切に思う気持ちを改めて実感させてくれるような、素敵な結婚式を共に創り上げてくださり、本当にありがとうございました。

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